【NFTの確定申告】クリプタクトの使い方解説【メタマスクのデータ取込も可能!】
確定申告いやだ!
NFTの確定申告はもっといやだ!
そう感じている人は多いかと思います。
僕も確定申告という言葉を聞くだけで (≧△≦) な顔になります。笑
年末になると収益を計算するのも楽しいですが、税金という言葉がチラチラしますよね…
特に 仮想通貨やNFTの確定申告はややこしい と言われています。
確定申告を楽に乗り切る方法はズバリ!
クリプタクトの有料プラン を使うこと!
クリプタクトを簡単に紹介すると
- 利用者数No1の仮想通貨損益計算ツール
- アップロードだけで損益が分かる!
- メタマスクにも対応!
(有料プランに申し込み時のみ)
クリプタクトは税理士にも多く利用されている 信頼できる損益計算サービス です。確定申告が不安な方にはぜひとも手に取ってほしいツールですね!
確定申告の作業負担を減らすには使わない手はないってことです!
そこで、今回はクリプタクトを使った損益計算の方法を画像付きで細かく解説します。
本記事を読むことで仮想通貨やNFTの確定申告の準備ができるので、不安解消には最適ですよ!
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著者「ししとう」は税理士ではないため、個人の税金相談はできません。税金の計算などは「事例でわかる! NFT・暗号資産の税務」を参考に記事を書いていますが、現状、不透明な部分も多くはっきり書けないのが現状です。そのため、詳しい取引の判断については税理士の方にご相談ください。
クリプタクトの特徴
クリプタクトは仮想通貨の確定申告に備えて損益計算ができるツールです。
運営会社 | 株式会社pafin |
設立 | 2018年1月 |
利用者数 | 10万人超 |
利用料金 | 無料~ |
損益計算ツールのクリプタクト自体は、会社設立前の2017年12月にリリースされ、今もなお利用者が拡大し続けています。
クリプタクトの料金体系
クリプタクトの料金体系は下記の通りです。
機能 | 無料プラン | お試しプラン | ライトプラン | スタンダードプラン | アドバンスプラン |
---|---|---|---|---|---|
料金/年 | ¥0 | ¥8,800 | ¥19,800 | ¥33,000 | ¥55,000 |
年間取引件数 | 50件 | 500件 | 5,000件 | 50,000件 | 1,000,000件 |
海外取引所対応 | |||||
カスタム取引 | |||||
DeFiの対応 | |||||
取引履歴 ダウンロード |
無料で使い始めることができますが、NFTの取引を記録するには「カスタム取引」が対応しているプランに加入する必要があります。
どれを使うべき?という方に各プランの選び方をまとめてみました。👇
- 試しで利用したい方
→無料プラン(年間取引50件まで) - NFT初心者
→お試しプラン(8,800円/年) - 海外取引所を利用している方
→ライトプラン(19,800円/年) - DeFi利用者(メタマスクのデータを自動取込したい方)
→アドバンスプラン(55,000円/年)
僕はお試しプラン(8,800円)に加入しています!
クリプタクトの特徴
クリプタクトの特徴は下記の通りです。
- ユーザー数が多い
- 初心者でも簡単に操作可能
- 対応取引所とコイン数業界No1
- ポートフォリオが見やすい
- 税理士や公認会計士も利用
ユーザー数が多いため、TwitterやGoogle検索での解説を見る機会が多く、初心者でも操作に悩むことが少ないです。
「みんなが使っている」 が連鎖して、クリプタクトのユーザー数が伸びていることもポイントですね!
解説記事には大変お世話になりました笑
本記事では僕が困った点も含めて細かく使い方を解説しています!
クリプタクトのメリットについては下記記事で詳しく解説しています。
仮想通貨やNFTの確定申告でクリプタクトをおすすめする理由
確定申告でクリプタクトをおすすめする理由は大きく二つあります。
- 手動ツールを使った場合、損益計算にかなりの時間を要するため
- クリプタクト以外の損益計算ツールを使った場合、解説記事が少なく、調べるのに時間を要するため
順に解説していきます。
もし損益計算ツールを使わなかったら?
まず、損益計算ツールを使わずに確定申告しようとした場合を考えます。
ツールを使わなかった場合にしなければいけないこと👇
- スプレッドシートなどに仮想通貨やNFTの取引を記録
- NFTで税金が発生するポイントや計算方法を理解する
- スプレッドシートに税務のルールや計算方法を反映させる
- 損益を正しく計算する
上記の対応が必要になってきます。
個人でやると3~5日程度かかるので、おすすめしません…
僕は自前のスプレッドシートにまとめたのでよくわかります。笑
- 税金の勉強したくない
- 確定申告の準備を時短したい
- ちょっとくらいならお金は払う
という方は損益計算ツールを使うことをおすすめします!
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スプレッドシートで十分という方はこちら!
当ブログでは個人の損益計算用にスプレッドシートを公開しています。
≫スプレッドシートはこちら
≫スプレッドシートの使い方はこちら
クリプタクトを使うべき理由
では損益計算ツールを使ったとして、なぜクリプタクトがおすすめされるのでしょうか。
僕が他のツールと比較してクリプタクトがいいと思った理由は下記の通りです。
- 解説記事が圧倒的に多いので、ググればわかるという状態
- Gtaxは解説記事や利用者の声が少ない
- Koinlyは英語のため、翻訳が必要
ググればわかる状態になっていますし、Twitterで質問しても答えてくれる確率がGtaxよりも高いです。
最終的には好みになりますが、「みんなが使っている」というのは大きな判断基準になっていますね!
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もうちょっと他ツールを比較したい!という方は下記記事で本音レビューしていますので参考にしてください。
クリプタクトの使い方解説
ではここからはクリプタクトの使い方を解説していきます。
使い方の流れは下記の通り。👇
- クリプタクトに登録
→クリプタクトHPへ - 履歴データを準備する
- NFT(メタマスク)の取引履歴をクリプタクト用に成形
- クリプタクトにアップロードする
次の章から画像付きで解説します!
1:クリプタクトに登録
まずはクリプタクトに登録します。
(登録は無料です!)
ただし、NFTの取引について損益計算する場合は下記表の「カスタム取引」に対応しているプラン に入る必要があります。
機能 | 無料プラン | お試しプラン | ライトプラン | スタンダードプラン | アドバンスプラン |
---|---|---|---|---|---|
料金/年 | ¥0 | ¥8,800 | ¥19,800 | ¥33,000 | ¥55,000 |
年間取引件数 | 50件 | 500件 | 5,000件 | 50,000件 | 1,000,000件 |
海外取引所対応 | |||||
カスタム取引 | |||||
DeFiの対応 | |||||
取引履歴 ダウンロード |
僕は一番安い「お試しプラン」にしました!
正直お試しプランで全く問題なしです!
ただし、もっとラクしたいという方は、お財布と相談して 55,000円のアドバンスプラン に入りましょう。
お試しプランとアドバンスプランの作業量の違い👇
- お試しプラン(¥8,800)
➡メタマスクのデータを手動で加工してアップロードする必要がある。
(人によっては1日作業になる・・・?笑 ちなみに僕は半日。) - アドバンスプラン(¥55,000)
➡メタマスクのデータをそのままアップロードできる。
どこまでお金を掛けて、楽にするかは自身の空き時間や利益などと相談して決めてください!
①登録手順
では登録方法を解説します。まずは下記ボタンよりクリプタクトの公式ページに行きましょう。
各取引所の取引データをアップロードして、クリプタクトで遊んでみましょう!
②有料プランの申込方法
有料プランを使う!と決めている方は次の手順でプラン変更を行いましょう。
これで有料プランの利用ができます!
2:履歴データを準備する
次にクリプタクトにアップロードする履歴データを準備します。
①仮想通貨取引所の履歴をダウンロード
まずは使っている仮想通貨取引所から今までの履歴データを全てダウンロードします。
ポイントは 今までのもの全て です!
仮想通貨の損益計算は過去取引も加味して計算する必要があるため、2020年から取引を行っている場合は2020年の履歴データからダウンロードしましょう。
「コインチェック 履歴データ」等で検索するとダウンロード方法を紹介した記事がたくさん出て来るので参考にしてくださいね。
コインチェックとBITPOINTについては下記記事で紹介しています。
②NFTの取引履歴をダウンロード
NFTの取引履歴もダウンロードする必要があります。
今回はエンさんのツール「Payment History」を紹介します。👇
【作ったツールの紹介】
— en(エン) 🅽🅵🆃 & hack the 💻 world (@engr5050) September 30, 2022
Payment History(Ethereum) をリニューアルしました☀️
✅ ❤️ NFT以外の取引も可能な限り表示
✅ ❤️ 最大1,000件
✅ 当時のETH/JPYで換算
✅ CSVダウンロード可能
✅ ウォレット接続なし
🔗 https://t.co/wyNR5Q2W5m
☀️お気軽にお試しください☀️ pic.twitter.com/Xx3QgpeFa5
使い方はウォレットアドレスを入れて、表示された履歴を「Export」するだけ!
見やすいデータがダウンロードできます!
3:NFT(メタマスク)のカスタムファイルを作成(重要!)
ここからが執念場です。
長い作業になるため、一度休憩してもいいかもしれません。
①クリプタクト専用フォーマットをダウンロード
まずはクリプタクトにアップロードするためのフォーマットをダウンロードします。
どちらでも大丈夫!
Excelの方が楽かもしれません!
②必要情報をコピペ
先ほどダウンロードしたクリプタクト専用フォーマットにエンさんのツールでダウンロードしたメタマスクの取引履歴を貼り付けていきます。
各項目のコピペ先は下記の通りです。👇
エンさんのデータでは色が塗っている箇所以外は使いません!
クリプタクト専用フォーマットの各項目の意味は下記の通り。👇
項目 | 内容 | 入力例 |
---|---|---|
Timestamp | 取引の日付 | 2016/12/23 12:23:34 |
Action | 取引の内容 BUY/SELL/SENDFEE 等 | BUY |
Source | 取引所の名前など OpenSea やミントサイト 等 | OpenSea |
Base | NFTの名前 | CNP #17199 |
Volume | NFTの数 | 1 |
Price | NFT1つあたりの価格 | 2.501 |
Counter | NFTの通貨 | ETH |
Fee | ガス代や手数料 | 0.000151 |
FeeCcy | ガス代の通貨 | ETH |
Comment | メモ | CNP #17199をミント |
主に上記を参考に入力するとオッケーです!
各項目のコピペが終わると、一番右のComment欄にわかる範囲で取引内容をメモしていきましょう。
ちょっと時間はかかりますが、「早押し失敗したなぁ」や「こんなNFTかったなぁ」と思い出せるので楽しいですよ!
③クリプタクト用に書き換え
ここからはクリプタクト専用フォーマットに書き換えを行っていきます。
現在の状況はこんな感じ👇
クリプタクト用に成形する方法を解説していきますね。
不要な行は削除する
エンさんのデータではエアードロップでもらった不要な詐欺NFTも含まれています。また、損益計算には関係ない行も含まれているため、削除しましょう。
削除する行の例👇
- Action「FreeMint/AirDrop」と書かれているもので「Fee」が0の行
➡NFTの受取に該当する行
ただし、時価のあるNFTを受け取った行は残しておく。
例)CNPを貰った 等 - Receive行
➡ETHの受取のため、損益には関係なし
Action列ごとに行を変更していく
ここからはAction列の内容ごとに説明します。
下記Actionはガス代のみ発生する取引のため、Action列を「SENDFEE」に書き換える。その他の列については「(QA)ガス代のみ発生時の入力」参照。
- SafeTransferFrom
- NFTを送信した時の行
- CancelOrder
- NFTのオファーをキャンセルした時の行
- Send
- 通貨を別ウォレットに送信した時の行
- SetTokenLockOfTokenOwner
- NFTをウォレットにLockした時の行
- SetApprovalForAll
- 「SetApprovalForAll(承認行為)」をした時の行
- TX Error
- NFT取引でミント失敗した時の行
- Approve
- 承認行為をした時の行
下記取引はNFTを購入する取引のためAction列を「BUY」に書き換える。その他の列については「(QA)NFT購入時の入力」参照。
- Buy
- OpenSea等でNFTを購入した時の行
- Mint
- ミントサイト等でNFTをミントした時の行
- BidWon
- オファーしたNFTが承諾されたときの行
- Claim/MintBatch
- フリーミント等でNFTを手に入れた時の行
その他の取引についてはそれぞれ個別で説明します。
- Sell/DistributionSell
- NFTを売った時の行
➡「(QA)NFT購入時の入力」参照。 - Deposit/DepositEtherFor
- スワップした時の行
例)ETHをWETHに変えた 等
➡「(QA)スワップ時の入力」参照。
これらの書き換えが完了すると、クリプタクトへアップロードするデータが完成です!
お疲れさまでした!!
(補足)NFT取引の入力例
4:カスタムファイルをアップロードする
各取引所からダウンロードしたデータと、自身で作成したNFT取引のデータをクリプタクトにアップロードしましょう。
NFT取引のデータをアップロードする場合は有料プランに変更する必要があります。
≫有料プランの紹介はこちら
僕は見事にマイナスでした。笑
手動で計算していた結果とも一致してるので間違っていないと思いますね。
(おまけ1)エラー対処法
アップロードを行うと下記のようにエラーが出る場合があります。
エラーの対象が少なければ、取引一覧より対象の取引を選択し編集することが可能です。
下記画面のように手動で変更することができるため、怪しい箇所を修正します。
数が多ければ、原因を特定してまとめてアップロードするのもいいでしょう!
(おまけ2)ファイル削除方法
ファイルを削除する方法は下記の通り。
まずはアップロードする画面に行きます。👇
取引データを選択して「選択ファイルを削除」をクリックします。👇
最終確認を行い、「履歴を削除」をクリックします。👇
これでデータが削除されました!
クリプタクトのよくある質問
- クリプタクトで損益計算後、確定申告はどうすればいい?
-
損益計算によって把握した損益を確定申告時に「雑所得」として申告します。
確定申告の全体の流れは下記記事を参考にしてください。
≫【関連記事】仮想通貨・NFTの確定申告方法 - STEPN(ステップン)も対応している?
-
残念ながらSTEPNの自動対応はしておりません。カスタムファイルを作成し、STEPNの取引内容を記載する必要があります。
(参考)STEPNのカスタムファイルでの記載方法について教えてほしい - クリプタクトの支払いは経費にできる?
-
経費にできる可能性が高いです。最終的に税務署の判断になります。
(参考)クリプタクトへの支払いを経費にする方法を教えて - 割引はある?
-
公式Twitterでたまに割引情報がシェアされます。
最近ではクイズに正解して割引が適用されるキャンペーンが開催されていました。
#クリプタクト5周年キャンペーン 開催!
— クリプタクト(cryptact) 公式アカウント (@cryptact) December 23, 2022
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クリプタクトで損益計算!|まとめ
今回はクリプタクトの損益計算について手順を紹介しました。
基本的な操作については質問いただいても問題ありませんが、損益としてどう計算すべきかについては税理士ではないので個別回答はできません。
詳しい話は税理士さんへ相談してください!
クリプタクトを利用することで、損益計算が楽になることは間違いありません。確定申告が不安な方はぜひ手にとってみましょう!
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