NFTの税金対策方法6選【副業サラリーマンでもできる節税を紹介】
NFT取引で利益を上げすぎた…
今さら節税方法ってないのかな?
そんな疑問を持つ方は多いと思います。
安心してください。節税方法はいくらでもあります。
そこで本記事では 副業サラリーマンでもできる 節税方法と税金が高くなってしまった時にできることを紹介します。
節税することで手元に残るお金が増えるので、やらなきゃ損!
いくつか方法があるので、自分に合った方法を試してください!
著者「ししとう」は税理士ではないため、個人の税金相談はできません。
お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!を参考に記事を書いていますが、税理士さんによって解釈は異なります。そのため、もし不明点があった場合は税理士の方にご相談ください。
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NFTで税金が発生するタイミングとは
NFT取引で税金が発生するのは6つのタイミングです。
厳密に言えばもっと取引は分かれますが、とりあえず上の6つを覚えておけば問題なしです!
大事なのは NFTを買った時も税金が発生するということ。売る時だけではないということですね!
思わぬところで課税されて、来年の確定申告で税金いっぱい取られる…なんてこともあるので要注意!
NFTの税金発生タイミングについては下記記事で詳しく解説しています👇
NFTの税金対策4選
サラリーマンでもできる節税対策は下記の通りです。
- 経費の計上をする
- ふるさと納税をする
- 保有NFTの損切をする
- NFTを買う
- 仮想通貨を買う
- 青色申告を利用する
①経費の計上をする
確定申告で申告するのは1年間の所得です。
所得とは 『売上 - 経費』のこと。
つまり、副業にかかる経費を把握して計上することで、所得税を節約することができます。
経費もさまざまでNFT取引に掛かる ガス代や手数料などはもちろん、会計ソフトや損益計算ツール なども経費の対象となります。
もちろん、売上に貢献しているものか は大事な基準なので、必要以上に計上するのはやめましょう。
経費について下記記事で詳しく解説しています。
②ふるさと納税をする
ふるさと納税も絶対にやるべき節税です。
ふるさと納税は、自己負担2,000円 で応援したい地域の名産品を貰うことができ、寄付した金額分が所得税や住民税から控除される制度 です。
最近ではふるさと納税とNFTがコラボしたことによって、税金でNFTを買うことができるようになりました。
NFTホルダーとしてこれ以上の節税方法はないかと!!
NFT以外にも地域の名産品も購入することができるので生活費を抑えるにはおすすめです。
僕はお米や牛肉、豚肉を返礼品として貰っています!笑
正直、家計がかなり助けられています。
しかも、所得が多ければ多いほど貰える名産品の額も上がっていく ので、稼ぎすぎちゃった方は税金をNFTや食費等に替えてしまいましょう!
ふるさと納税NFTについてはこちらの記事が分かりやすいのでおすすめです👇
≫ふるさとCNPのやり方は?魅力や注意点も解説|みらいブログ
③保有NFTの損切をする
保有NFTの損切も節税対策になります。
税金は利益に対して課税されるので、損失を計上して利益を減らそう という方法です。
わざと損失を出していますが、立派な節税方法なので安心してください笑
確定申告が迫ってきたら、高値掴みしたNFTを損切りするのはありですね!
④NFTを買う
実は NFTを買う のも利益圧縮に繋がることがあります。
買うだけで圧縮に繋がるなんてありえないよ!
NFTは購入時も課税されるので、買い方によってはマイナスになるんです!
例えばこんな例の場合👇
- ETHの平均取得単価が25万円/ETH
- 3.0 ETHでNFTを購入。
(NFT購入時は 20万円/1ETH )
→もともと 3.0 ETH(75万円)の資産 を持っていたので、20万円/ETH の時にNFTを 3.0 ETH(60万円)で購入すると 資産価値は15万減少 します。
つまり、NFTを購入するだけで15万円の損失を計上することができました。
損失になるポイントは「ETHの平均取得単価」>「ETHの時価」の時を見計らってNFTを購入すること。
ETHの価格が低い時はETHを買ってしまいがちですが、節税したいならNFTを買うといいでしょう。
もちろん、NFTを買うのもETHを買うのも自由です!
⑤仮想通貨を買う
仮想通貨を買う ことも利益圧縮に繋がることがあります。
例えばこんな例の場合👇
- 3.0 ETH保有
※平均取得単価は 15万円/ETH - 3.0 ETH購入。
(ETH購入時は 25万円/1ETH )
→もともとの3.0 ETH(45万円)と新たに買った3.0 ETH(75万円)を合わせると 120万円(6.0 ETH)の資産に。(平均取得単価は20万円/ETH)
平均取得単価が上がったため、購入時に発生していた利益を下げることが可能。
損失になるポイントは「ETHの平均取得単価」<「ETHの時価」の時にETHを購入すること。
投資家目線の僕からしたら、平均取得単価が上がるのは抵抗がありますが。笑
とはいえ、平均取得単価を把握しておくで、利益圧縮に向けて行動できるのはメリットです!
平均取得単価は クリプタクト を利用すると一発でゲットできますよ!
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⑥青色申告を利用する
青色申告は、個人事業主の方が行う申告方法で、節税メリットが十分にあります。
- 最大65万円の特別控除
- 家族への給与を経費にできる
- 損失の繰越が可能
最大65万円の控除は大きすぎます!
ただし、最大65万円を受けるまでの準備が必要なので、少し手間かもしれません。
申告方法 | 白色申告 (控除0) | 青色申告 (10万円控除) | 青色申告 (55万円控除) | 青色申告 (65万円控除) |
---|---|---|---|---|
申告条件 | なし | 開業届 青色申告承認申請書 | 開業届 青色申告承認申請書 | 開業届 青色申告承認申請書 |
申告方法 | 窓口で提出 郵送 電子申告 | 窓口で提出 郵送 電子申告 | 窓口で提出 郵送 電子申告 | 電子申告 |
帳簿 | 簡易簿記 | 簡易簿記 | 複式簿記 | 複式簿記 |
提出書類 | 確定申告書 | 青色申告決算書 確定申告書 | 青色申告決算書 確定申告書 | 青色申告決算書 確定申告書 |
開業届と青色申告承認申請書して、帳簿は複式簿記、確定申告では青色申告決算書を作る必要があるってこと??
その分節税メリットはたくさんあります!
ただ、利益が少ないうちは時間だけが掛かるので使わなくてもいいかもしれませんね。
(おまけ)その他の節税対策
その他にも節税対策があるのでまとめて紹介します。
- 住宅ローン控除
- 生命保険料控除
- 地震保険料控除
- 医療費控除
- セルフメディケーション税制
- iDeCo
- つみたてNISA
- 寡婦控除・寡夫控除
- 特定支出控除
全ての人に該当するわけではないため、本記事では詳細を記載していません。
気になったものがあればググりましょう!笑
【最大55%!?】NFT取引で利益を上げ過ぎると注意
NFT取引は基本的に雑所得に区分されます。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
累進課税になっているので、所得が多ければ多いほど上がっていきます。
NFTの売却は 譲渡所得 に区分されるという考え方もありますが、生計を立てていることが明らかなら 事業所得または雑所得 に区分されます。
国税庁の表の通り、所得が4,000万円を超えると税率が最大45%かかり、住民税の一律10%を合わせると 最大55%も税金で取られる という恐ろしいことが起きてしまいます。
そのため、稼ぎすぎには注意が必要ということですね。
税金が高くなってしまった時にできること
稼ぎすぎてしまった場合、甘んじて税金を納めるべきなのでしょうか?
確定申告終了。
— 全財産シロウ|月80万仮想通貨ブロガー@エンジニアが仮想通貨に400万ほど投資なう。 (@shiro_life0) March 13, 2023
納税額は…約213万円でした😢
昨日の時点では、170万円ぐらいだと思っていたのに、給与所得にいくつか漏れがあったので、追加したらさらに増えたぁぁぁ😭
これに加えて、
✅住民税、事業税、消費税であと約300万円… https://t.co/uR8Vbt138h pic.twitter.com/VBP5fCp9GJ
納税は国のルールなので、どうしようもありません。しかし、国のルールに乗っ取って対処する方法もあるのでご紹介します。
いきなりそんなに払えないという人だっていますからね!
納税の猶予制度
納税額が予想以上に多すぎた場合、猶予制度を利用することもできます。
猶予制度とは一時的に収入が増えた場合、納税することによって事業継続や生活が困難になる可能性があると、最大1年間、納税が猶予される制度 です。税務署に申請することで利用できます。
もちろん、メリットデメリットはあるのでしっかりと制度内容を把握して利用しましょう。
詳しくは国税庁のページを参考にしてください。
≫納付の猶予制度関係|国税庁
消費税の簡易課税制度も視野に入れる
課税事業者が消費税を納める場合、簡易課税制度を利用することで 納める消費税額を安くすることができます。
簡易課税制度とは消費税を計算する負担を軽減するために、仕入れ額を売上額の一定割合とみなして、受け取った消費税から控除できる仕組みです。
ただし、簡易課税制度を利用するには 前年度までに「消費税簡易課税制度選択届出書」を提出している必要がある ため、事前に制度を調べて翌年の計画を立てるようにしましょう。
詳しくは国税庁のページを参考にするといいでしょう。
≫簡易課税制度|国税庁
こちらの動画もおすすめです👇
税理士に相談する
税理士さんに相談することほど確実なことはありません。
税理士さんに相談するメリットは下記の通り👇
- 確定申告時の誤りを防止できる
- 節税のポイントを教えてもらえる
- 税理士相談費用は経費になる
もし、所得が増えそうだなぁと感じるなら早めに税理士さんに相談して対策を打つのがいいですね!
予定納税も忘れずに
納税額が多いと予定納税を求められる場合もありますので忘れずに。
予定納税は税金が安くなる方法ではありません…笑
予定納税とは翌年の確定申告で支払う税金を予め国に支払う制度です。
要は国側が早く税金を徴収するために設けられた制度ですね。笑
詳しくは国税庁のページを参考にするといいでしょう。
≫予定納税|国税庁
こちらの動画もおすすめです👇
NFTの損益計算おすすめツール2選
ここからはNFTの損益を計算するためのおすすめツールを2つ紹介します。
ツール | クリプタクト | Gtax |
料金プラン | ~50:無料 ~500:8,800円 ~5,000:19,800円 ~50,000:33,000円 | ~100:無料 ~300:8,250円 ~1,000:16,500円 ~30,000:33,000円 |
対応通貨数 | 14,485 | 16,220 |
対応取引所数 | 89 | 71 |
Defi対応 | 55,000円~ | 16,500円~ |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |
おすすめ1:クリプタクト
クリプタクトは業界No1の仮想通貨損益計算ツールです。
- 利用者数10万人以上 の損益計算ツール
- 対応コイン数 業界No.1
- TwitterやGoogleでのレビュー多数
- 取引件数50件までは 無料
ユーザー数が多いこともあって、TwitterやGoogleでのレビューが多数投稿されている 点が魅力です。
僕も1年間8,800円のプランで使っていますし!
「みんなが使っているもの」を利用したいならクリプタクトをおすすめします!
無料1分で登録完了!
※公式HPへ遷移します。
≫【関連記事】クリプタクトの使い方解説【メタマスクのデータ取込も可能!】
おすすめ2:Gtax
- 会計ソフトと連携して確定申告可能
- 高度なセキュリティ
- 取引件数100件までは 無料
- 早割でお得に利用可能
Gtaxもクリプタクトと並ぶおすすめの損益計算ツールです。
会計ソフトと連携しており、Freeeやマネーフォーワードと合わせて活用することで 確定申告の負荷を軽減できます。
利用している会計ソフトがあるならGtaxがおすすめかも!
期間限定でキャンペーンをやっているのも魅力的ですね!
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(おまけ)NFT損益わかるくん
NFT界隈では知らない人はいないエンジニアのむなかたさん(@munakata_souri)が開発した NFT損益わかるくん もおすめです。
ここのところ作成していた「NFT損益わかるくん」を公開します!
— むなかた@建築家じゃないほう (@munakata_souri) March 3, 2023
本当は完成度85%くらいなのですが、確定申告時期が迫ってきているのと、完全に煮詰まってしまったので一旦リリースです…!
ひとまずは他の方に触っていただき、フィードバックをいただきながら、改善につなげていければと思います!🙇 pic.twitter.com/jry4EXp77y
ただし、むなかたさん本人も書かれている通り、あくまで参考程度に利用するのがおすすめです。
- ETHの平均取得単価は自分で計算する必要あり
- 取引履歴の数字が若干異なるのでここで判断が必要
- 購入と売却以外のガス代は含まれてない
- 接続くんへのウォレット登録が必要
といった制約もあるからですね。
生意気ですが僕もレビューしているので、合わせてこちらのツイートも参考いただければ!
むなかたさんが「NFT損益わかるくん」をリリースされたので使ってみました!
— ししとう@NFTブロガー × 投資家 (@NFT_shishito) March 4, 2023
これは間違いなく神ツールですね!
生意気ですが簡単にレビューさせてもらいます✨
👇 https://t.co/Fd8g6H0vIg
NFTの節税でよくある質問
- 売上ー経費が20万円に行かなかったので確定申告は不要?
-
所得税の確定申告は不要となります。ただし、1円でも所得がある場合は住民税の申告は必要です。
- 法人化は節税になりますか?
-
個人の利益によります。個人の所得税は所得に応じて税率が上がっていきますが、法人税は所得金額800万円までは15%、超えると23%となります。そのため、法人化した方がお得になる場合もあれば、損する場合もあります。ただし、法人化は設立費用や維持費などもありますので総合的に判断する必要があります。
- 確定申告が間違っていた場合どうすればいい?
-
期限内であれば再度確定申告をして正しい金額で申告をしましょう。申告期限の後に税金を多く納めすぎた場合・還付金額を少なく申告した場合に気づいたら「更正の請求」をします。一方で、申告期限の後に税金を少なく納めていた場合・還付金額を多く申告していた場合に気づいたら「修正申告」を行います。
NFTの税金対策方法6選|まとめ
今回はNFTの税金対策方法を紹介しました。
節税対策はこちら
- 経費の計上をする
- ふるさと納税をする
- 保有NFTの損切をする
- NFTを買う
- 仮想通貨を買う
- 青色申告を利用する
確定申告時に「こんなに税金払わないといけないの…?」と嘆くよりも、定期的に所得を計算して支払う税金を見積もっておくことが大切かと。
把握していれば経費の使い方も変わってきますからね!
それではここまで読んでいただきありがとうございました。
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